PR

【総集編】小石川後楽園を描いた水彩画シリーズまとめ|都会と日本庭園が織りなす108~114作品の記録

日常生活で感じる癒し

小石川後楽園を描いた水彩画シリーズ一覧|東京の日本庭園を巡る作品記録

はじめに|都会の中に残る「静かな時間」を描きたくて

2024年11月1日、私は東京都文京区にある日本庭園「小石川後楽園」を訪れました。

東京ドームや高層ビル群に隣接しながらも、園内には江戸時代から続く静かな時間が今なお流れています。

池に映る空、石畳の延段(のべだん)、歴史ある唐門、そして都会の建築と共存する自然。

その独特の空気感に強く惹かれ、私は小石川後楽園シリーズとして、水彩画108作目から114作目まで、計7作品を描き残しました。

本記事では、

    • 小石川後楽園の歴史
    • 「小石川」「後楽園」の由来
    • 東京ドーム周辺の変遷
    • 各作品の制作背景
  • BOOTHでのデジタル販売作品

をまとめてご紹介します。

都会の中に存在する「静寂」と「歴史」、そして「現代との融合」を、水彩画とともに感じていただければ幸いです。

小石川後楽園とは|江戸から続く東京の名園

https://images.openai.com/static-rsc-4/EWmjp7dLZB21KiB9qmPNoAf0RZl-SeXuIuLlx-rorNs5YVdwnaUOyb397kNalq2FK625wyJdJD-oRmdB4ma62ZRyVRHtrCTVbXT9Hv27Bqd_2PJVn114HzgM8me1MKqOw5Rp62PxwlllQQDQmRK5zkaUe8_bJjGewKYTc348tbpl0ToF9MpsRlssJsoCLYZv?purpose=fullsize
1
https://images.openai.com/static-rsc-4/QkRX10spRMfGfs_IMXH6IkhPXtyq358a237Pfs0vclfJJ1QjQIaNIXtie_pUTAnx8O7r_r4mjfSeBcc4c8k045aII_d6Z512_5WG9IO4BbKsmtl7lM3WeMZYj4wmUl3iwrB0qKjdIZwrakUbCoyR7IdRU3ks5lZPmcDxSHujQbCxJhDFjQCgngv4WS4_1ols?purpose=fullsize
2
https://images.openai.com/static-rsc-4/ECQvEPH4J01HfmOC0QjrpeAjP9ycxbN9LM-qvVFt_l5pHm9we-lrDCROYRGEKryGi3b9l2hx4iIOU35qPrAEXgxXTbV4x29dtjmXeLwxHtL1taDXV3UVkguLaA7aw6X2Jqx0eVBQ_mExgk9YnpogJMSCaSk72rrwTxUc6A9pUlnD3yDVM-FqEbBCNdskGoAt?purpose=fullsize
3

小石川後楽園 は、1629年、水戸徳川家初代藩主・徳川頼房によって造営が始められ、後に徳川光圀(水戸黄門)によって完成された回遊式日本庭園です。

園内には中国趣味の影響が色濃く残されており、

  • 大泉水
  • 蓬莱島
  • 唐門
  • 延段(のべだん)

など、江戸初期の庭園文化を今に伝える景観が残されています。

一方で、園外には

  • 東京ドーム
  • 高層マンション
  • オフィスビル群

が立ち並び、「江戸と令和が共存する風景」が広がっています。

この「歴史と都市の融合」こそ、小石川後楽園最大の魅力だと感じました。

「小石川」と「後楽園」の由来

小石川の由来

「小石川」という地名は、かつてこの地を流れていた川に由来します。

小石の多い清流であったことから、「小石川」と呼ばれるようになったとされます。

現在の文京区周辺は、かつて谷筋や湿地帯が広がる自然豊かな地域でした。

後楽園の由来

「後楽園」は、中国・北宋時代の思想家 范仲淹(はんちゅうえん)の『岳陽楼記』にある、
「天下の憂いに先んじて憂い、天下の楽に後れて楽しむ」という「先憂後楽」の思想から名付けられました。

名付けたのは、水戸藩主・徳川光圀。

単なる庭園ではなく、「為政者としての理想」を込めた精神的空間として整備されたことが、この名前に表れています。

東京ドーム周辺の歴史|庭園から娯楽都市へ

現在の東京ドーム周辺は、時代ごとに大きく姿を変えてきました。

江戸時代

  • 水戸徳川家の上屋敷
  • 小石川後楽園の広大な敷地

明治時代

  • 東京砲兵工廠(軍需工場)

昭和時代

  • 後楽園球場
  • 後楽園競輪場

現代

  • 東京ドーム
  • 東京ドームシティ
  • ラクーア

つまりこの場所は、

「大名庭園」

「軍事施設」

「スポーツ・娯楽施設」

「都市型エンターテインメント空間」

という、東京でも極めて特徴的な歴史を持っています。

小石川後楽園 水彩画シリーズ一覧(108~114作)

小石川後楽園シリーズ作品一覧

作品 タイトル 内容 ブログ BOOTH
108 秋の朝、小石川後楽園にて 蓮池と東京ドーム リンク リンク
109 蓮池越しの都市風景 高層ビルとの調和 リンク リンク
110 蓬莱島と高層ビル 大泉水中心構図 リンク リンク
111 延段入口 石畳の静けさ リンク リンク
112 延段第二場面 唐門が見える風景 リンク リンク
113 大木越しの大泉水 池と都市景観 リンク リンク
114 静寂の大泉水 ベンチと水辺 リンク リンク

水彩画108作目|秋の朝、小石川後楽園にて

蓮池越しに見える東京ドームを描いた作品。

都会の中にありながら、静かな朝の空気が広がる風景をテーマにしました。

主な見どころ

  • 蓮池の静かな水面
  • 東京ドームとの対比
  • 秋の柔らかな光

現地写真と水彩画を比較

現地写真

完成水彩画

秋の朝、小石川後楽園にて

比較コメント

現地写真(上)で見える鮮やかな色彩を、水彩(下)では秋の柔らかな光を意識した淡い色彩に置き換えました。
蓮池の向こうに霞む東京ドームを少し優しく描くことで、都会の中にあるオアシスのような、穏やかなひとときを表現しています。

水彩画109作目|蓮池越しの都市風景

都市の高層ビル群と自然が共存する風景をテーマに制作。

東京ドームホテルや文京シビックセンターを背景に、水彩特有の透明感で描きました。

主な見どころ

  • 水面への反射
  • 都市と自然の共存
  • 秋色の繊細なグラデーション

現地写真と水彩画を比較

現地写真

完成水彩画

秋彩の蓮池、小石川後楽園にて

都市の象徴である高層ビル群と、歴史ある庭園の対比をテーマに描きました。
写真(上)のシャープな印象を、水彩(下)ではあえて柔らかな質感に。ビルの存在感を控えめにし、秋の光に包まれた自然との共存を、透明感のある色彩で表現しています。

水彩画110作目|蓬莱島と高層ビル

大泉水に浮かぶ蓬莱島を中心に据えた作品。

背景には高層ビル群を配置し、「江戸と現代の対話」を表現しました。

主な見どころ

  • 大泉水の広がり
  • 蓬莱島の象徴性
  • 都市景観との対比

現地写真と水彩画を比較

現地写真

完成水彩画

秋の大泉水と蓬莱島

大泉水に浮かぶ蓬莱島を、都心のビル群が包み込むような構図で描きました。
写真(上)のリアリティを大切にしながら、水彩(下)では色彩の重なりによって「江戸の静寂」と「現代の躍動」が静かに溶け合う瞬間を切り取っています。

水彩画111作目|延段入口

中国風意匠を取り入れた石畳「延段」の入口を描写。

色数を抑え、「静けさ」と「時間の流れ」を重視しました。

主な見どころ

  • 石畳のリズム
  • 陰影による奥行き
  • 日本庭園の精神性

現地写真と水彩画を比較

現地写真

完成水彩画

静けさへ続く延段の入口|小石川後楽園 水彩画111作目【高解像度デジタル版】

比較コメント

石畳の「延段」が持つ規則正しい美しさをテーマに描きました。
写真(上)の情報量を整理し、水彩(下)では光と影の対比を強調。色数を抑えたことで、庭園の入り口に漂う張り詰めたような静寂と、奥へと続く物語性を表現しています。

水彩画112作目|延段 第二場面

延段を進み、唐門が視界に現れる瞬間を描いた作品。

歩くことで景観が変化する、日本庭園特有の演出を意識しました。

主な見どころ

  • 唐門の存在感
  • 奥行きを生む構図
  • 石畳の変化

現地写真と水彩画を比較

現地写真

完成水彩画

小石川後楽園「延段」第二場面を描く水彩画112作目

比較コメント

延段を歩き、奥に唐門が見えてくる「景観の変化」をテーマにしました。
写真(上)の静かな森の空気感を大切にしつつ、水彩(下)では光の配分を工夫。石畳のカーブを明るく描き出すことで、庭園を散策する時のワクワクするような高揚感を表現しています。

水彩画113作目|大木越しの大泉水

前景に大木を配置し、その奥に広がる大泉水を描いた作品。

木陰から池を眺める感覚を重視しました。

主な見どころ

  • 大木によるフレーミング
  • 水面の透明感
  • 都市との距離感

現地写真と水彩画を比較

現地写真

完成水彩画

比較コメント

前景に置いた大木の幹を「額縁」に見立て、その先に広がる大泉水の煌めきを主役に据えました。
写真(上)の構図を活かしつつ、水彩(下)では光の描写をより明るく調整。木陰の涼やかさと、水面に反射する秋空の透明感が響き合う、静かな朝のひとときを切り取っています。

水彩画114作目|静寂の大泉水

シリーズ最終作。

ベンチと小川を前景に置き、「その場に座って眺める感覚」をテーマに制作しました。

主な見どころ

  • 木製ベンチの存在感
  • 水辺の静けさ
  • 都会と自然の融合

現地写真と水彩画を比較

現地写真

完成水彩画

シリーズの締めくくりは、庭園の片隅にあるベンチからの視点です。
写真(上)の構図を活かしつつ、水彩(下)では光を多めに取り入れ、より開放的で穏やかな雰囲気に仕上げました。都会のビル群を背に、静かな水面を眺めながら過ごす「心ほどける時間」を、114作目の筆に乗せてお届けします。

デジタル版について

現在、108~114作目は高解像度デジタル版としてBOOTHにて公開しています。

PC壁紙・タブレット鑑賞・印刷鑑賞向けとして制作しており、水彩のにじみや紙の質感も感じられるよう高解像度で保存しています。

シリーズを通して描きたかったもの

今回の小石川後楽園シリーズで描きたかったのは、

「東京の中に今も残る静かな時間」

でした。

高層ビルに囲まれた環境でありながら、園内には江戸時代から続く空気が流れています。

石畳を歩く音。
池に映る空。
風に揺れる木々。
遠くに見える都市の輪郭。

それらが同時に存在する風景に、私は強く惹かれました。

今後について

今後は、

  • 大濠公園日本庭園シリーズ
  • 都市と自然の融合テーマ

なども継続予定です。

引き続き、「風景の中にある静けさ」をテーマに、水彩画制作を続けていきます。

タイトルとURLをコピーしました