博多祇園山笠2024: 飾り山笠完全ガイド
先日から、博多祇園山笠2024完全ガイド|歴史・見どころ・アクセス・楽しみ方を公開しております。飾り山笠が見学できるようになってから、例年であればすぐに見学に行っていたものの、今年は猛暑が続き、7月15日に行われる「追い山」まで1週間を切った今日の昼頃からは、追い山までずっと天候が雨予想となったため、本日午前中から急遽、飾り山笠(12基、残り1基は後日)を見に行ってきました。
昨年の写真は行った順番で並べていましたが、今年は一番山笠(大黒流)、二番山笠(東流)、三番山笠(中洲流)、八番山笠(上川端通)、九番山笠(渡辺通一丁目)、十一番山笠(博多駅商店連合会)、十二番山笠(キャナルシティ博多)、十三番山笠(川端中央街)、十四番山笠(ソラリア)、十五番山笠(新天町)、十六番山笠(博多リバレイン)、十七番山笠(天神一丁目)、番外(櫛田神社)の順に公開しました。
また、飾り山笠を奉納していない流については、一番山笠(大黒流)、五番山笠(千代流)のみ撮影しました。他の四番山笠(西流)、六番山笠(恵比寿流)、七番山笠(土居流)については、残念ながら訪れることができませんでした。
さらに、十番山笠の飾り山笠(福岡ドーム)は後日追加予定です。
最後に、地下鉄櫛田神社前駅内の飾り物と、櫛田神社で購入した今年の扇子を公開しました。先日公開した博多祇園山笠2024完全ガイド|歴史・見どころ・アクセス・楽しみ方を含めて、皆様の参考になれば幸いです。
写真追加分3枚、「表」と「見送り」の写真貼付けで間違った箇所がありました。
追加、訂正してお詫び致します。2024年7月12日 16:50 松藏七代
飾り山笠の歴史と由来
現在の山笠の基となっている「流(ながれ)」は、豊臣秀吉による天正15年(1587年)の「太閣町割り」が起源と言われています。東は御笠川、西は博多川を境にして町割りを行い、その一区画を「流」と呼びました。この「流」が博多祇園山笠のグループ単位の発祥となり、現在も「七流(しちながれ)」と呼ばれる大黒流 ・東流・中洲流・西流・千代流・恵比須流・土居流に受け継がれています。
『飾り山笠』は、明治31年(1898年)以降に、舁くための背の低い『舁き山笠』に対し、据えて見物するための背の高い『飾り山笠』として登場した山笠です。毎年、舁き山を持つ七流とは別に福岡市内に13基建てられて、7月1日早朝から7月14日深夜まで一般公開されます。
(山笠ナビから文言流用)
写真、飾り山笠の「表」と「見送り」の見分け方
飾り山笠は7月1日に御神入れをし、山笠に神様が入り御神体となるので、「表」は櫛田神社の方を向いていて、御札がついています。
「見送り」は表の裏側で、赭熊(しゃぐま)という棒の先にふわふわしたヤクの毛を長髪状にたらしたものと大弓を魔除けで飾っていて、神様を守っているそうです。飾り山で表には、合戦や武者もの、見送りにはテレビや童話などを題材にしたものが飾られる様です。
各写真には、表標題、見送り標題には題目と人形師の名前、追加分は舁き山笠と記載しています。
一番山笠 大黒流 舁き山笠
場所:福岡市博多区下川端町3-1(博多リバレイン前) 最寄り駅:地下鉄空港線「中洲川端」
【飾り山笠】二番山笠 東流
場所:福岡市博多区上呉服町10-10(呉服町ビジネスセンター) 最寄り駅:地下鉄空港線「呉服町」
表標題「御伽話かぐや姫(おとぎばなしかぐやひめ)」(人形師:白水英章)
見送り標題「御伽話かぐや姫(おとぎばなしかぐやひめ)」(人形師:白水英章)
二番山笠 東流 舁き山笠
【飾り山笠】三番山笠 中洲流
場所:福岡市博多区中洲4(ホテルリソルトリニティ博多前) 最寄り駅:地下鉄空港線「中洲川端」
表標題「奇襲桶狭間(きしゅうおけはざま)」(人形師:溝口堂央)
見送り標題「能登等伯天賦才(のとのとうはくてんぶのさい)」(人形師:中村弘峰)
三番山笠 中洲流 舁き山笠
五番山笠 千代流 舁き山笠
場所:福岡県福岡市博多区千代4丁目1 最寄り駅:地下鉄箱崎線「千代県庁口」より徒歩1分
【飾り山笠】八番山笠 上川端通
場所:福岡市博多区上川端町(櫛田神社、キャナルシティ博多側) 最寄り駅:地下鉄七隈線「櫛田神社前」
表標題「不惜身命真田幸村公(ふんしゃくしんみょうさなだゆきむらこう)」(人形師:田中勇)
見送り標題「ガンダム 博多迅雷伝(がんだむ はかたじんらいでん)」(人形師:田中勇)
【飾り山笠】九番山笠 渡辺通一丁目
場所:福岡市中央区渡辺通1-1(ホテルニューオータニ博多横、サンセルコ広場前) 最寄り駅:地下鉄七隈線「渡辺通」
表標題「真田十勇士(さなだじゅうゆうし)」(人形師:中野親一)
見送り標題「愛と勇気のアンパンマン(あいとゆうきのあんぱんまん)」(人形師:中浩)
【飾り山笠】十番山笠 福岡ドーム
場所:福岡市中央区地行浜2-2-1(マークイズ福岡2Fももちステージ) 最寄り駅:地下鉄空港線「唐人町」
表標題「美破鷹之誉(びば たかのほまれ)」(人形師:中野浩)
見送り標題「武魁神剣誉(ぶのさきがけしんけんのほまれ)」(人形師:川﨑修一)
【飾り山笠】十一番山笠 博多駅商店連合会
場所:福岡市博多区博多駅中央街1-1(JR博多駅前広場) 最寄り駅:地下鉄空港線・七隈線「博多」
表標題「商都博多偉人伝(しょうとはかたいじんでん)」(人形師:田中勇)
見送り標題「ワンピース(わんぴーす)」(人形師:西川直樹)
【飾り山笠】十二番山笠 キャナルシティ博多
場所:福岡市博多区住吉1-2 (キャナルシティ博多B1F サンプラザステージ) 最寄り駅:地下鉄七隈線「櫛田神社前」
表標題「刀伊入寇隆家勲(といにゅうこうたかいえのいさおし)」(人形師:川﨑修一)
見送り標題「光源氏胡蝶舞宴(ひかるげんじこちょうまいのうたげ)」(室井聖太郎)
【飾り山笠】十三番山笠 川端中央街
場所:福岡市博多区上川端町12-18(地下鉄中洲川端駅側) 最寄り駅:地下鉄空港線「中洲川端」
表標題「八俣遠呂智(やまたのおろち)」(人形師:中野親一)
見送り標題「つくろう、ユニークな未来。(つくろう、ゆにーくなみらい。)」(人形師:中野浩)
【飾り山笠】十四番山笠 ソラリア
場所:福岡市中央区天神2-2-43(ソラリアプラザ) 最寄り駅:地下鉄空港線「天神」
表標題「黒田鍋島天神大普請(くろだなべしまてんじんびっぐばん)」(人形師:置鮎正弘)
見送り「菅公西下創造多故事(かんこうのさいかおおくのこじをうむ)」(人形師:西山陽一)
十五番山笠 新天町
【飾り山笠】十五番山笠 新天町
場所:福岡市中央区天神2-9(新天町商店街 アーケード内) 最寄り駅:地下鉄空港線「天神」
表標題「武門之棟梁清盛(ぶもんのとうりょうきよもり)」(人形師:小副川太郎)
見送り標題「サザエさん(さざえさん)」(人形師:小副川太郎)
十六番山笠 博多リバレイン
【飾り山笠】十六番山笠 博多リバレイン
場所:福岡市博多区下川端町3-1(博多リバレイン前) 最寄り駅:地下鉄空港線「中洲川端」
表標題「日本振袖始(にほんふりそではじめ)」(人形師:生野四郎)
見送り標題「呑取日本号(のみとりにほんごう)」(人形師:生野四郎)
【飾り山笠】十七番山笠 天神一丁目
場所:福岡市中央区天神1-4-1(博多大丸 エルガーラ・パサージュ広場内) 最寄り駅:地下鉄七隈線「天神南」
表標題「大江山酒呑童子(おおえやまのしゅてんどうじ)」(人形師:中村信喬)
見送り標題「嗚呼壮烈岩屋城(ああそうれついわやじょう)」(人形師:白水英章)
【飾り山笠】番外 櫛田神社
場所:福岡市博多区上川端町1-8(櫛田神社境内) 最寄り駅:地下鉄七隈線「櫛田神社前」
表標題「鏑矢一箭抜日輪(かぶらやいっせんにちりんをぬく)」(人形師:小嶋慎二)
見送り標題「鎮大鯰要石(おおなまずしずめるかなめいし)」(人形師:人形司武平)
飾り山笠は、追い山笠前日の7月14日夜まで公開されています。
博多祇園山笠公式サイト
hakatayamakasa.com/61866.html
2024年版博多祇園山笠スケジュール&追い山笠見物おすすめスポット
https://rkb.jp/contents/202406/189703/
山笠ナビ
https://www.hakata-yamakasa.net/yamaksa-seeing/recommend-guide/