【2026年2月上旬】小石川後楽園の梅の開花状況|40種150本を写真70枚で歩く早春の庭園
初めての梅の季節に訪れた小石川後楽園
小石川後楽園を訪れるのは、これまで
・2024年11月の晩秋
・2024年3月の桜の季節
いずれも印象深い訪問でしたが、梅の時期は今回が初めてとなります。
2026年2月6日。
東京ドームホテルを8時30分に出発し、10時半までに新宿へ向かう予定があったため、今回は丸ノ内線・後楽園駅からの入園を想定していました。
事前に地図を確認した際、後楽園駅近くに入場門があると思い込んでいましたが、実際の入園口は東門と西門のみ。
この勘違いにより、園の外周をほぼ一周することになり、少し時間をロスしてしまいました。
9時開門の西門には9時5分前に到着したものの、まだ開いておらず、結果的にいつも利用している東門からの入園となりました。
とはいえ、早朝の澄んだ空気と梅の香りに包まれながら歩く時間は、結果的に心を整える大切な助走になったように感じます。
東京ドームから東門へ|朝の小石川後楽園(写真5枚)
最初の写真は東京ドーム周辺から。
続いて西門付近、そして東門へと続く園外の様子を含めた構成です。
4枚目には、紅い通天橋が工事中であることを知らせる案内板も写しています。
工期は2026年2月28日までとあり、梅の最盛期と重なっている点は、訪問前に知っておきたい情報でしょう。





唐門・赤門を経て梅林へ(写真5枚)
東門から右回りで園内へ。
唐門を背景にしたカットを2枚、赤門を抜けて梅林入口へ向かう流れを3枚収めています。
江戸庭園特有の視線誘導の巧みさを感じながら進むと、次第に梅の香りが濃くなっていきます。





見頃を迎えた小石川後楽園の梅林(写真40枚)
小石川後楽園の梅は、
約40種・150本。
都内では本数こそ上位ではありませんが、品種の多さは特筆すべき魅力です。
多くの木には品種名のプレートが設置されていますが、全てを確認できるわけではなく、今回は視覚的な印象を大切に撮影しました。
白梅、紅梅、淡い桃色。
一輪一輪の形も、花弁の重なり方も異なり、見比べていると時間を忘れてしまいます。
毎年訪れている
福岡城跡(舞鶴公園 二の丸梅園)と比較すると、
・品種数:小石川後楽園が多い
・本数:福岡城跡の約半数
という位置づけになりますが、庭園全体との調和という点では、小石川後楽園ならではの完成度を感じました。
これまで毎年訪れている
福岡城跡(舞鶴公園 二の丸梅園)
と比べると、小石川後楽園は本数こそ控えめですが、品種の多さと庭園との調和が際立っています。





































初めて出会った愛宕坂と大泉水(写真13枚)
梅林を抜けた先で、今回初めて意識して撮影したのが愛宕坂です。
京都・愛宕山の参道を模して造られたとされるこの石段は、47段という急勾配。
現在は安全上の理由から柵が設けられ、上り下りはできませんが、その存在感は圧倒的です。
江戸初期、水戸徳川家によって整備された庭園の「山」の要素として、
この坂が果たしてきた役割を思うと、単なる景観以上の重みを感じます。
大泉水を含めた周辺の景色と合わせ、13枚を掲載しています。












個人的に最も好きな場所|延段(のべだん)(写真7枚)
小石川後楽園で、個人的に最も心惹かれる場所が延段です。
入口から出口まで、
石の配置、水の流れ、背景の植栽が一体となり、
歩くたびに風景が静かに変化していきます。
派手さはありませんが、何度でも立ち止まりたくなる景色。
今回はその流れを7枚で丁寧に残しました。







東京で梅の品種を楽しめる名所(比較情報)
東京都内で多種多様な梅の花を楽しめる、おすすめの名所をご紹介します。
特に品種数が多いのは羽根木公園(約60種)や神代植物公園(約70種)で、色や形の違いをじっくりと比較しながら鑑賞するのに最適です。
1. 羽根木公園(世田谷区)
都内屈指の梅の名所で、毎年「せたがや梅まつり」が開催されます。
特徴: 約60種・650本もの梅が植えられており、紅梅と白梅が山一面を彩ります。
見どころ: 種類が豊富で、早咲きから遅咲きまで長く楽しめます。売店で売られる「梅大福」も人気です。
2. 神代植物公園(調布市)
植物園ならではの、珍しい品種や古くからの園芸品種が見られるスポットです。
特徴: 約70種・160本の梅があり、特に江戸時代から伝わる貴重な品種の収集に力を入れています。
見どころ: 一本一本に品種名の札がついているため、花の形や香りの違いを詳しく知りたい方におすすめです。
3. 池上梅園(大田区)
丘陵の斜面を活かした立体的な庭園で、風情ある景色を楽しめます。
特徴: 約30種・370本の梅が植えられており、白梅(約150本)と紅梅(約220本)のコントラストが見事です。
見どころ: 庭園内の茶室や和風建築と梅の組み合わせが美しく、写真撮影にも人気のスポットです。
4. 湯島天満宮(文京区)
「湯島の白梅」として江戸時代から親しまれている、学問の神様・菅原道真公ゆかりの神社です。
特徴: 境内には約300本の梅があり、その多くが「白加賀」という白梅です。
見どころ: 毎年「文京梅まつり」が開催され、奉納演芸や野点なども行われ、賑やかな雰囲気の中で鑑賞できます。
5. 小石川後楽園(文京区)
水戸光圀ゆかりの歴史ある庭園で、格調高い梅林があります。
特徴: 約40種・150本近くの梅が植えられており、茅葺き屋根の茶屋との調和が江戸の風情を感じさせます。
6. 向島百花園(墨田区)
江戸時代に造られた、文人墨客ゆかりの庭園です。
特徴: 約20種の梅があり、かつては「新梅屋敷」と呼ばれるほど梅の名所として有名でした。スカイツリーを背景にした梅の風景も楽しめます。
例年、2月中旬から3月上旬にかけてが見頃となります。開花状況は天候に左右されるため、お出かけ前に各施設の公式サイトなどで最新情報を確認することをおすすめします。
羽根木公園(約60種・650本)、神代植物公園(約70種・160本)は、
品種比較を楽しみたい方には最適。
一方、小石川後楽園は
庭園美 × 梅
という点で、他にはない魅力があります。
本ブログで紹介している梅園との比較
因みに本ブログでアップしている2つの梅園は下記の規模で、
太宰府天満宮と福岡城跡(舞鶴公園)の梅園について、本数と種類の情報をまとめました。
それぞれ規模や雰囲気が異なりますので、目的に合わせて選んでみてください。
1. 太宰府天満宮
日本有数の梅の名所として知られ、圧倒的な本数と種類を誇ります。
本数: 約6,000本
種類: 約200種
特徴: 菅原道真公を慕って都から一夜にして飛んできたという伝説の**「飛梅(とびうめ)」**をはじめ、境内全域に色とりどりの梅が咲き誇ります。早咲きから遅咲きまで種類が豊富なため、1月下旬から3月上旬まで長い期間楽しめるのが魅力です。
2. 福岡城跡(舞鶴公園 二の丸梅園)
福岡市中心部で歴史を感じながら鑑賞できるスポットです。
本数: 約250〜280本
種類: 約30〜35種
特徴: 福岡城の二の丸跡にある梅園を中心に、紅梅、白梅、しだれ梅などが植えられています。太宰府に比べると規模はコンパクトですが、お城の石垣を背景に咲く梅は風情があり、都会の喧騒を忘れてゆっくりと観梅を楽しめます。
・太宰府天満宮:6,000本・200種
・福岡城跡(舞鶴公園):約250本・30〜35種
この2つと比べることで、小石川後楽園の立ち位置がより明確になります。
全国の梅園|品種数ランキング【最新版・目安】
※本ランキングは、各自治体・公式資料・園芸資料をもとにした目安値です。
品種数は年ごとに増減するため、比較指標としてご覧ください。
【種類(品種)数】が多い梅園ランキング
| 順位 | 名称 | 所在地 | 品種数 | 本数 | 特徴・見どころ |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | 太宰府天満宮 | 福岡県太宰府市 | 約200種 | 約6,000本 | 日本最大級。早咲き〜遅咲きまで網羅し、飛梅をはじめ歴史性も圧倒的 |
| 2位 | 神代植物公園 | 東京都調布市 | 約70種 | 約160本 | 江戸系・古典園芸品種が充実。品種比較に最適 |
| 3位 | 羽根木公園 | 東京都世田谷区 | 約60種 | 約650本 | 斜面一帯に多品種が咲く。長期間楽しめる |
| 4位 | 小石川後楽園 | 東京都文京区 | 約40種 | 約150本 | 庭園美と調和する梅林。品種の多さと景観美が両立 |
| 5位 | 池上梅園 | 東京都大田区 | 約30種 | 約370本 | 高低差ある庭園と紅白の対比が美しい |
| 6位 | 福岡城跡(舞鶴公園) | 福岡県福岡市 | 約30〜35種 | 約250〜280本 | 城跡×梅。都市型梅園としてバランス良好 |
| 7位 | 向島百花園 | 東京都墨田区 | 約20種 | 約300本前後 | 文人文化と梅。情緒を味わう名所 |
全国の梅園を見比べると、品種数・規模ともに日本最大級なのが
太宰府天満宮の梅園です。
約200種・6,000本という圧倒的な規模で、全国基準の存在といえるでしょう。
品種数が多い梅園の特徴とは?
品種数が多い梅園には、次の共通点があります。
-
植物園・神社・大名庭園が多い
-
早咲き・中咲き・遅咲きが混在し、観賞期間が長い
-
花の形(八重・一重)、色、香りの違いを比較できる
特に
「写真で違いを楽しみたい方」
「毎年訪れても新しい発見が欲しい方」
には、品種数重視の梅園がおすすめです。
小石川後楽園は“何位”かより“どう楽しむか”
ランキング上位を見ると、小石川後楽園は4位前後に位置します。
しかし、
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本数:中規模
-
品種:多め
-
景観:全国屈指
というバランス型。
「梅の図鑑」ではなく「梅の風景」を楽しみたい方には、
非常に完成度の高い庭園だと感じます。
梅の規模や品種を重視するなら
太宰府天満宮、
都市の中で静かに楽しみたい方には
福岡城跡(舞鶴公園)
もおすすめです。
まとめ|梅を「見る」だけでなく「感じる」庭園
小石川後楽園の梅は、
単なる花の数や規模では測れない魅力があります。
庭園全体の構成、歴史、歩くリズム。
その中に、静かに咲く梅がある。
写真70枚を通して、
少しでもその空気感が伝われば幸いです。

