【癒しのジャズアルバム紹介】ジュリー・ロンドン「彼女の名はジュリー Vol. 1」- 究極のリラックス体験
最後にYouTubeに上がっていた収録曲を貼らせて頂いています。
ジャズの黄金時代とジュリー・ロンドンの魅力
1950年代から1960年代にかけて、ジャズはアメリカを代表する音楽ジャンルとしてその地位を確立しました。ジャズの黄金時代とも言われるこの時期、多くのアーティストがその独自のスタイルでシーンを彩りました。その中でもひときわ異彩を放ったのが、ジュリー・ロンドンの存在です。
ジュリー・ロンドンはそのセクシーでハスキーな声とグラマラスな外見で、一躍ジャズ・ヴォーカルのスターとなりました。彼女の歌声は、時にセンシュアルでありながらもどこか神秘的で、聴く者を魅了します。1956年にリリースされたデビューアルバム「彼女の名はジュリー Vol. 1」は、その魅力が詰まった代表作であり、今なお愛され続けています。
アルバム「彼女の名はジュリー Vol. 1」の魅力
ギターとベースのみのシンプルな編成
アルバム「彼女の名はジュリー Vol. 1」には、ギターとベースだけという極めてシンプルな編成が用いられています。このミニマルなアレンジが、ジュリー・ロンドンの声を際立たせ、彼女のヴォーカルスタイルにぴったりとフィットしています。特に、名曲「クライ・ミー・ア・リヴァー」では、そのシンプルさが感情をより引き立て、聴く者の心に深い印象を与えます。
独特のハスキー・ヴォイスと豊かな表現力
ジュリー・ロンドンの最大の魅力は、その独特なハスキー・ヴォイスです。このアルバムでは、彼女の声が持つ感情の豊かさと深さが十二分に発揮されています。「アイ・シュッド・ケア」や「イット・ネヴァー・エンタード・マイ・マインド」などのバラードでは、彼女の繊細な感情表現が冴えわたり、聴く者をリラックスした癒しの世界へと誘います。
永遠のジャズ・ヴォーカルのスタンダード
このアルバムに収録された楽曲の数々は、ジャズ・ヴォーカルのスタンダードとして今なお多くのアーティストによってカバーされています。「キャント・ヘルプ・ラヴィン・ザット・マン」や「ス・ワンダフル」など、ジュリー・ロンドンの歌唱によってその魅力が再発見された楽曲も少なくありません。
アルバム収録曲一覧
1. クライ・ミー・ア・リヴァー
2. アイ・シュッド・ケア
3. 恋の気分で
4. アイム・グラッド・ゼア・イズ・ユー
5. キャント・ヘルプ・ラヴィン・ザット・マン
6. アイ・ラヴ・ユー
7. セイ・イット・イズント・ソー
8. イット・ネヴァー・エンタード・マイ・マインド
9. イージー・ストリート
10. ス・ワンダフル
11. ノー・ムーン・アット・オール
12. ローラ
13. 風と共に去りぬ
ジュリー・ロンドンとジャズの深い関わり
ジュリー・ロンドンは、単にジャズの歴史に名を刻んだだけでなく、その後のジャズ・ヴォーカルのスタイルにも大きな影響を与えました。彼女の音楽は、リラックスしたひとときを過ごしたいときにぴったりです。彼女の美しい歌声に包まれながら、癒しのひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
アルバム「彼女の名はジュリー Vol. 1」は、ジャズ・ヴォーカルの入門としても最適な1枚です。ジュリー・ロンドンの豊かな感情表現とシンプルなアレンジの組み合わせが、時代を超えて多くの人々に愛される理由を知ることができるでしょう。
ぜひ、この名盤を手に取り、ジャズの世界に浸ってみてください。
下記URLはYouTubeにCry Me A Riverが上がっていましたので貼らせて頂きました。