【水彩画】秋の小石川後楽園を描く|東京ドームと蓮池が織りなす静寂の風景(第108作)
はじめに|水彩画とともに歩く東京の癒しスポット
皆さま、こんにちは。
本日は、私の水彩画108作目となる作品をご紹介します。今回の舞台は、東京都文京区にある小石川後楽園(こいしかわこうらくえん)。四季折々に表情を変えるこの名園は、これまでにも数回足を運んでいますが、今回は初めて秋の風景にフォーカスし、水彩画として仕上げました。
小石川後楽園とは?|都心に佇む江戸の名園
小石川後楽園は、江戸時代初期に水戸藩の初代藩主・徳川頼房が造園を始め、二代藩主・徳川光圀(水戸黄門)によって完成された回遊式築山泉水庭園です。東京都文京区に位置し、東京ドームや文京シビックセンターといった現代的な建築物と隣接しながらも、園内に一歩足を踏み入れるとまるで別世界のような静けさが広がります。
特に秋は、紅葉に染まったもみじや銀杏が美しく、訪れる人々に深い感動と癒しを与えてくれます。
【水彩画108作目】制作の背景|秋の朝、小石川後楽園にて
今回描いた風景は、2024年11月1日の朝に訪れた際の光景です。
朝の静けさの中、私は渡月橋の方から園内を散策し、蓮池(はすいけ)側からの眺めをスケッチしました。空気が澄み、色づき始めた木々が水面に映り込む様子に心を打たれ、迷わずこの風景をモチーフに選びました。
描かれた絵には、以下の特徴的な要素が含まれています:
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中央奥に東京ドームの屋根
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左手に文京シビックセンター(文京区役所)
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右側には東京ドームホテル
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手前には蓮池と秋の木々
これらの建造物と自然とのコントラストが美しく、「都市と自然の融合」をテーマに描きました。
散歩中の出会い|カワセミとの偶然の邂逅
園内を歩いていると、何人かの方から「今日はカワセミ、見かけましたか?」と声をかけられました。
どうやら、小石川後楽園にはカワセミが棲んでいるようです。私は朝9時過ぎに入園しましたが、ちょうどカワセミが活動している時間帯だったようで、その美しい姿を見かけたという話も耳にしました。
自然との出会いもまた、絵に深みを与える重要な要素です。
水彩画作品について|技法と構図のこだわり
今回の水彩画では、以下の技法を用いて秋の深まりを表現しました:
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空のグラデーション:朝の澄んだ空気感を、淡いブルーとグレーで表現
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蓮池の反射:本当に少しですが(次回からを乞うご期待)、水面に映る紅葉の色をにじませることで、静けさを演出
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遠景の都市風景:東京ドームや文京シビックセンターを淡く描き、自然との距離感を保ちつつ存在感を出しました
構図としては、「都市の背景に自然を配置」することで、現代の都市生活と癒しの自然のバランスを強調しました。
小石川後楽園の魅力|なぜまた訪れたくなるのか
小石川後楽園は、私にとっても何度でも訪れたい場所です。今回で4回目の訪問になりますが、訪れるたびに新しい発見があります。
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静寂と自然の調和
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江戸の風情が感じられる庭園設計
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東京ドームや都市の風景との絶妙なコントラスト
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季節ごとに変わる色彩の美しさ
こうした要素が、訪れる人の心を穏やかにし、また創作意欲を掻き立ててくれます。
おわりに|癒しと創作の融合をこれからも
今回の作品を通じて感じたのは、「癒し」は自然の中にあるのではなく、自分の心が自然に開かれていくプロセスそのものだということです。静かな朝、小石川後楽園を歩き、水の音や風に揺れる木々の姿を感じながら、描きたいと思った風景に出会えたことは、何よりの喜びでした。
今後も、私の水彩画を通じて、自然の美しさと心の静けさを皆さんに届けていけたらと思っています。
関連リンク・参考情報
🔗特別名勝・小石川後楽園を秋の散策!東京ドームホテルから歩く癒しの散歩コース(76枚の写真付き) – 松藏七代 癒しの情報(ブログ記事)
このブログを見た方へ
あなたも、日々の喧騒から少し離れて、自然と対話しながら絵を描いてみませんか?小石川後楽園は、そんな体験を静かに支えてくれる場所です。
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次回予告|秋の水彩シリーズ、続編制作中です
今回の【小石川後楽園 秋の風景】をテーマにした続編4~5作品予定しております(※完成日はお約束できません)。紅葉が美しい公園や、歴史を感じる風景など、歩いて感じた「癒し」を一枚一枚に込めていくつもりです。
また、次回作が完成しましたらこちらのブログで順次公開してまいりますので、ぜひブックマーク・SNSフォローしてお待ちいただけたら幸いです。
前回、107作目のリンクは下記になります。
🔗【水彩画107作目】夏の平戸大橋を南から描く|大野町から望む絶景とキリシタンの記憶を水彩で辿る旅 – 松藏七代 癒しの情報